2006年03月06日

北海道が面白い part.4

旭川空港から車で約2時間のところに、人口4,100人の小さな町・下川町があります。
ちなみにトリノオリンピックには、こんな小さな町から葛西、岡部、伊藤、伊東の4選手が出場しているのですから驚きです。

また下川町はその面積の90%を森林が占めるという森林の町でもあります。日本は元来、森林の国なのですが、海外で違法伐採された木材が安価に輸入できるため、国産材が使われなくなり、山は荒れ放題というのが現状です。

ところが下川町では60年ごとに伐採と植林を繰り返すという永続的な森林循環システムが出来上がっているのです。間伐剤の枝から葉まで余すところなく、木炭に木酢に精油に、さらにその残りを入浴剤に枕材にと使い切るなど、産業、環境、社会を包括したゼロエミッションの「森林共生社会」が出来上がりつつあります。

いま地球は砂漠化の脅威に直面しています。森林の国・日本はなんとしてでも砂漠化を食い止めなければなりません。酸素を生産し、二酸化炭素を吸収してくれる森林を貴重な資源として、循環させるシステムを完成することは緊急のテーマであり、人類の貴重な命綱となることでしょう。下川町ではいま進行中なのです。

私たちがお伺いした日は視界が真っ白の猛吹雪の日でした。途中14台の車が玉突き衝突しているなど、5時間ひやひやしながらの道中でしたが、21世紀型の地域モデルを見聞できた貴重な一日でした。  

Posted by (株)トータルヘルスデザイン会長 近藤洋一 at 11:49Comments(1)