2006年11月08日

次元の話②

世界的な物理学者として知られる元名古屋大学教授・故武谷三男氏は科学と技術について
「科学とは、自然の法則性を認識する認識概念である。
技術とは、生産実践の場における実践概念である」

と述べておられます。大変明快でわかりやすいですね。

戦後60年、科学技術は大変な進歩を遂げたといってよいと思います。
そしてさまざまな人工物質が開発されれました。
一説によると戦後つくられた化学合成物質は1000万種類に上るといわれているほどです。

それが環境中に排泄され、現代社会はその後始末に躍起となっているというのが現実の姿です。
人工的につくられたものは大なり小なり害になるということがわかっています。

それが証拠に地球の生態系に溶け込むことができず、地球のお邪魔虫になってしまっています。
自然界にある物質は調和し、循環しているのに人工物は、生態系に溶け込めないのは
どうしてなのでしょうか?

それを解く鍵は次元にあるといってよいと思います。
人間が人工的に生産するものは三次元世界のエネルギー、物質、情報がもとになっています。

そしてそれをつくる人の意識も三次元世界に限定されています。
三次元世界は相対の世界です。
善と悪、大と小、美と醜、勝利と敗北、富裕と貧乏、損と得、
成功と失敗、温暖と寒冷などなど、人の意識が三次元の枠を出ることはあまりありません。

自然の法則性を認識するというのは、このような三次元世界を貫徹する法則を認識するということなのです。
そのようなわけで三次元世界の技術によって生産されるものも相対的にならざるを得ません。
有益性の裏側に有害性も存在しているというのは必然の姿であるといってよいと思われます。

ここでひとつの結論が出てまいります。
すなわち人が三次元意識の枠内でつくる物には、地球環境と調和、循環することなく、
大なり小なり害があるということです。それではなぜ自然界は調和し、循環しているのでしょうか?

自然界は、人間がどうあがいても創り出すことのできない素晴らしいシステムになっています。
これは誰がつくりだしたものなのでしょうか?少なくとも人間ではありませんね。

こんな精巧なものが偶然できたとも考えられません。自動車をばらばらにして放っておいたら、
いつの間にかもとの自動車ができるだろうと言ったら、みんなにバカにされるのが落ちでは
ないでしょうか?

「それは神様がおつくりになったのだ」といったら、
現代人は誰も相手にしてくれないでしょう。
遺伝子研究で世界的な成果をあげておられる筑波大学名誉教授の村上和雄氏は、
三次元世界を創造した存在をサムシング・グレートと呼んでおられます。

サムシング・グレートは三次元世界を創る前に五次元世界を創造されたと考えると、
いろんなことが理解しやすくなります。
すなわち三次元世界を創造した知的存在の住む世界のことを五次元世界と呼ぶことにいたします。

五次元世界ではすべての存在が融合し、一体化しています。
三次元と違って相対的な分け隔てはありません。時間も空間も自由自在です。

私たちは必ずいつか死ぬ存在です。魂は不滅ですから、魂はその故郷に帰ることになります。
五次元世界は私たちの魂の住む故郷でもあるのです。

サムシング・グレートによってつくられた五次元世界の意識、そしてその意識が生み出した情報、
エネルギーによって創造されたのが三次元世界です。

これはひとつの仮説ですが、異次元世界にアプローチするためには何らかの仮説を持つ必要が
あります。
もし間違っていると思えばそのときその仮説を変更すればよいのです。

21世紀は次元の壁を突破する世紀なのですから、常識に安住することなく豊かな発想を
大切にしたいものですね。  

Posted by (株)トータルヘルスデザイン会長 近藤洋一 at 09:05次元の話