2006年11月24日

天狗

鞍馬散策の折、グラハム・ハンコックさんと話がたまたま「天狗」のことに及びました。
といっても鞍馬天狗のことではありません。

鞍馬
グラハム ハンコック氏 in 鞍馬

その昔、源義経が鞍馬の山中で、天狗に出会い、戦争のための秘術を伝授してもらったという
故事にちなんで、話に花を咲かせたいと思ったからです。

日本では古来、険しい山中で厳しい修行をして呪力を獲得しようとする山岳信仰があり、
やがて仏道を修めることを目的とする山伏の修行の道となりました。

役小角(えんのおずの)を開祖とする修験道です。役小角(役行者、えんのぎょうじゃ)は日本中、
空を飛んであちこちに出没したというほどの超能力の持ち主だと伝えられています。

伊豆大島には役行者が修行したという行者窟があって、富士山との間を飛んで往復したと
伝えられています。日本人好みの話ですね。

義経が武術を習ったという天狗は、そんな山伏のなかでも飛びぬけてすぐれた能力の持ち主
だったのかもしれません。

やがて人間業とは思えない技を繰り出すことのできる忍者が活躍する戦国時代を迎えるのですが、
とても今の私たちでは及びもつかない凄い能力を持っていたのだと思います。

夢がありますね。子どもの頃は血湧き、肉躍らせたものでした。

以前、悟りの道を追求しておられる韓国の素空慈(そこんじゃ)さんと食事をしながらお話をしたこと
があります。
そのとき彼からこんな話をお聞きしました。

「豊臣秀吉の軍勢が韓国に攻め寄せてきたとき、韓国にも忍者のような特殊な技を極めた精鋭の軍団があって、秀吉軍に対抗した。
その技が、ある特別の人に伝承されていて、自分は子どもの頃それを習ったことがある。

若い頃は2階にはひょいと跳んで入ったものだし、3階からはよく飛び降りたものだ」ということでした。
素空慈さんはウソをつくような人ではないし、「そんなこともあるのだろうな」とそれを信じていました。

さてグラハム・ハンコックさんと天狗の話に続いて、この話をしたところ、少しさめた表情で
「あなたはそれを見たのか?」と言われてしまい、そのまま話は盛り上がることもなく、
途切れてしまいました。

ハンコックさんの今回のテーマは「スーパーナチュラル」なので、そこには天狗はおろか半人半獣の
ような並外れた化け物といってよいような存在が登場します。

聴講している日本のお客さまはほとんどの人が、彼の話を「そんなこともあるのだろうな」と思って、
興味深くお聞きになっておられたのだと思います。

そんなわけで、「スーパーナチュラル」の体験者であるハンコックさんがこの話に乗ってこないのは
実に不思議な感じがしました。

しかし考えてみれば彼は並外れたエネルギーで、超古代の謎やシャーマンの秘術を解き明かして
きた実証の人なのです。
だからこそ保守で凝り固まった学者の固定観念を突き崩すような実績を上げることができたのでした。
だから彼の話は100%信用できると思うのです。

その一方で直感的な話に花が咲くということはあまりないのではないかなと思ったしだいでした。
「東は東、西は西」という言葉があるように、東洋人は直感・右脳型、西洋人は論理・左脳型で
あまり交わることがないと言われてきました。

歴史上一度しか起こらなかったことは証明のしようがありません。
また3次元世界を超えた高次元のことも証明できる可能性は限りなく低いように思われます。

これからお互い、わかり合おうとすれば同一体験を共有するしかないといってよいと思います。
「東と西の融合」は21世紀の大きなテーマですね。  

Posted by (株)トータルヘルスデザイン会長 近藤洋一 at 10:10気づき